プラスチックごみの地層

NHK WEB特集「プラスチックごみ “地層”のナゾに迫る」によると、秋田県潟上市にある出戸浜の海岸には、プラスチックごみが大量に含まれた地層が露出しているそうです。見つけた方のお話では、まるで、恐竜や古生物の足跡や巣穴といった生活の跡が化石として残った「生痕化石」のようとのこと。

ここは、黒潮から分離した対馬暖流の影響を受けることと、湾奥に位置することから漂着ごみが多く集まり、強い海風で海ごみが砂浜に打ち上げられて砂に埋もれたと考えられています。

このごみの層からは、20年以上前に発売されたペットボトルのキャップが見つかっており、発見した方のお話では、30年前にも別の場所で似たような層を確認されたとのこと。

地中ではプラスチックの分解が遅いでしょうから、このまま人新世の指標となる地層になるかもしれませんね。