黒潮クリーンアップとは?

 「黒潮クリーンアップ」は、黒潮流域の海ごみ問題を伝えるためのウェブサイトです。

 海ごみの問題は数10年前から指摘されてきましたが、近年になってその深刻さが明らかになり、各地で多様な取り組みが始まっています。海ごみを増やさないためには、海岸に漂着したごみを回収するビーチクリーン活動はもちろんのこと、ごみの発生源を断つ取り組みが同時に必要です。

 黒潮クリーンアップでは、黒潮流域の海ごみを減らすために、沖縄の海ごみの状況、クリーンアップ活動、黒潮流域の国際交流活動、そして普段の生活の中からプラスチックごみを減らすアイデアなどを、お伝えします。

 本サイトは、沖縄県海岸漂着物等地域対策推進事業における「海岸漂着物の発生抑制対策ワーキンググループ」内で情報プラットフォームの設置が提案されたことから、ワーキンググループメンバー有志によって、非営利で作成・運営されています。

参考:沖縄県 海岸漂着物対策について

 

 平成30年度 沖縄県 海岸漂着物の発生抑制対策ワーキンググループ メンバー

 藤田 喜久(沖縄県立芸術大学全学教育センター)、小島 あずさ(一般社団法人JEAN)、具志頭 朝一(那覇クリーンビーチクラブ)、鹿谷 麻夕(しかたに自然案内)、佐藤 直美(久米島ホタルの会)、池村 浩明(漫湖自然環境保全連絡協議会)、小菅 陽子(沖縄県サンゴ礁保全推進協議会・NPO法人美ら海振興会)、真喜志 敦(沖縄リサイクル運動市民の会)、春川 京子(NPO法人宮古島海の環境ネットワーク)、大堀 健司(石垣島沿岸レジャー安全協議会)、佐藤 紀子(石垣ビーチクリーンクラブ)、徳岡 春美(NPO法人西表島エコツーリズム協会)、比嘉 香織(公益財団法人沖縄こどもの国・沖縄県地域環境センター)、野上 大介(日本エヌ・ユー・エス(株)、ワーキンググループ事務局)

・情報プラットフォーム担当:鹿谷 麻夕、野上 大介
 技術サポート:鹿谷 法一(しかたに自然案内)

 

 沖縄県の国際交流事業の紹介

 沖縄の海岸には海外からの漂着ごみが多く見られますが、もちろん沖縄からもごみは流出し、黒潮の下流側に影響を与えています。海のごみ問題は、ごみが漂着する地域だけで解決できる問題ではなく、国を越え、海流で繋がった広域にまたがる問題です。そこで沖縄県では、2014年より「海岸漂着物の発生抑制対策ワーキンググループ」の活動として、黒潮流域で海ごみの問題に取り組む各地域の団体との国際交流を行なっています。各地域の人々と直接顔を合わせ、情報共有を行いながら、海ごみの問題解決に向けた活動を広げていきたいと考えています。

 実施年月   実施場所     参加団体の活動地域
2014年10月  石垣島(沖縄県)   沖縄、台湾
2015年1月  基隆・新北(台湾)  沖縄、台湾
2016年1-2月   那覇(沖縄県)     沖縄、台湾、福建、上海
2017年2月  那覇(沖縄県)    沖縄、台湾
2018年2月  那覇(沖縄県)    沖縄、台湾、福建、上海
2019年1月  台北・基隆(台湾)  沖縄、台湾、福建、上海