もうひとつの源流: 太平洋海ごみパッチのプラスチックはどこから来ているのか?

THE OTHER SOURCE: WHERE DOES PLASTIC IN THE GREAT PACIFIC GARBAGE PATCH COME FROM?
The Ocean Cleanupの記事

2019年にThe Ocean CleanupがThe Great Pacific Garbage Patch (GPGP、太平洋海ごみパッチ) から回収したごみの中で、国や地域の分かる6,000個以上の硬いプラスチックについて調べた結果、75% 〜 86%は河川からではなく、漁業により海の中で発生したごみでした。
つまり、ごみの発生場所は陸ではなく、海の中。

しかも、回収したごみに記載されている主な国・地域は、日本が34%で最多!
以下、中国(32%)、朝鮮半島(10%)、米国(7%)で、河川からのプラスチック排出量が多いとされる国(例えばフィリピンなど)は、GPGPで収集されたプラスチックごみにはあまり含まれていませんでした。

那覇など人口の多い地域の海岸では都市の河川から流出したごみの漂着が多く、黒潮や大陸に近い八重山や離島の海岸では中国からの漂着ごみが多く見られますが、太平洋全体で見ると、日本の漁業関連のごみが最も多く漂っていることが明らかになりました。