目次

海洋学 (原著第4版)
第4版にあたっての序文/日本語版の序文
第1章 海洋学の発展  1-1 海洋学とは?/1-2 海洋学の歴史のあらまし/1-3 現在と未来の海洋学研究
第2章 水の惑星  2-1 地球の構造/2-2 大洋底の自然地理学/2-3 大陸と海盆の地質学的な違い/2-4 北西大西洋の自然地理学
第3章 海盆の起源  3-1 大陸移動/3-2 海洋底拡大/3-3 グローバル・プレート・テクトニクス/3-4 これからの発見
第4章 海洋の堆積作用  4-1 海の堆積物/4-2 海洋の堆積作用/4-3 今後に向けて
第5章 海水の性質  5-1 化学の基礎/5-2 物理の基礎/5-3 水の分子/5-4 塩分/5-5 海洋の化学的・物理的構造/5-6 海水中の気体/5-7 物理化学的システムとしての海洋
第6章 大気と海洋の循環  6-1 大気のプロセス/6-2 海洋の表層循環/6-3 深層循環/6-4 半閉鎖的海域における流れ/6-5 今後に向けて
第7章 海洋の波  7-1 海洋の波の性質/7-2 波の動き/7-3 海洋の波の一生/7-4 定在波/7-5 その他の進行波
第8章 潮汐  8-1 潮汐の特徴/8-2 潮汐の起源/8-3 小さく細長い海盆における潮汐/8-4 潮流/8-5 潮汐から得られる力
第9章 海洋生態学  9-1 海の生息環境/9-2 生物の分類/9-3 生活様式による分類/9-4 生態学入門/9-5 海洋生物の適応戦略/9-6 今後に向けて
第10章 海洋の生物生産性  10-1 食物網と栄養動態/10-2 全体的な海洋生産性/10-3 生産性の世界的なパターン/10-4 湧昇域の生物生産性/10-5 今後に向けて
第11章 ダイナミックな海岸線  11-1 沿岸の水の動き/11-2 海浜/11-3 海岸砂丘/11-4 バリアー島/11-5 崖の海岸/11-6 三角州(デルタ)/11-7 人間が海岸に与える影響/11-8 今後に向けて
第12章 海岸の生態系  12-1 河口域/12-2 ラグーン(潟湖)/12-3 塩性湿地/12-4 マングローブ湿地/12-5 サンゴ礁
第13章 海洋の生息環境と生物相  13-1 大陸棚の生物学/13-2 外洋と深海の生物学/13-3 今後に向けて
第14章 海の資源  14-1 海洋法/14-2 鉱物資源/14-3 生物資源
第15章 海洋における人間の存在  15-1 汚染とは何か?/15-2 海洋中の炭化水素/15-3 都市排水と工業廃水/15-4 海洋の浚渫と採掘/15-5 乱獲/15-6 気候変動/15-7 海洋の未来/15-8 今後に向けて
付録  I 地球の特徴/II 単位の換算/III 地質年代/IV 地図と地形断面/V コリオリ偏向/用語集/索引

 

われらをめぐる海〈NF5〉
はしがき/はじめに―「青い」地球はなぜ大切なのか/日本の読者へ/概観
第一部 海は無限じゃない  幻想が生んだ惨状
第一章 クジラのいない海  食物連鎖を食い尽くす/消えてゆく海の哺乳類/クジラの神秘/捕鯨は正当化できるのか/愛すべきイルカたち/本当に「持続可能」なものとは?
第二章 減りつづける魚たち  自由が招く悲劇/魚はただの「商品」か?/プランクトンの役割/太陽エネルギーをたんぱく質に/マグロが危ない!/混獲の犠牲者たち/人食いザメなんていない/マグロの不思議から学べ
第三章 海のシステムを支える生き物たち  カキが大人になるまで/毎日百万個?/アワビとコンクガイの窮状/イカは過去からの使者/ロブスターを食べる代償
第四章 海はゴミ箱?  プラスチックは永久に残る/自然の適応力と人間のボランティア/回収できないプラスチックゴミ/流れこむ元を断て
第二部 危機の現実  海とともにある人類の運命
第五章 失われる生物多様性  生物多様性は重要なのか/ダメージはどれくらい?/海には何種類の生物がいるのか/遺伝子による生物分類/海の生物の実態調査/知られざる数百万種
第六章 海底に眠る資源  海底を削りとる/掘削で歴史をさかのぼる/文明を動かす化石燃料/石油流出に奪われた生命/石油が招く本当の問題とは?
第七章 変わる気候、変わる化学組成  人間が地球を変えている/温暖化する地球/氷が解ける、海面が上がる/メタンの脅威/さらば、北極の氷?/酸性化する海
第三部 海の未来のために  いま私たちがすべきこと
第八章 海を探る―知ることが第一歩  潜水技術の進歩/海中で暮らす/もっと深くへ/リスクを恐れるな/ロボットを送りこむ/海底の地図を作る
第九章 海を治める―海洋法と国際的な取り組み  公海の自由/海洋法とその後の展開/解決策を求めて/海の保護はモラルの問題か?
第十章 海の恵みを育てる―賢い水産養殖とは  養殖に適した動物の条件/微生物や海藻のもつ可能性/養殖の発達段階/選択肢はいろいろ/どの魚なら食べていい?/将来性のある養殖を
第十一章 海を守る―海洋保護区の拡大を目指して  アメリカが生んだ二つの名案/海の未来のための調査/どこまで保護すれば足りるのか?/科学で広げる海洋保護区/知ることから行動へ
謝辞/あとがきに代えて―世界を変えるための一つの願い

 

シルヴィアの海―海中6000時間の証言
謝辞/はじめに
第 I 部 エデンの海  第1章 悠久の時/第2章 海洋探検/第3章 前へ、そして下へ/第4章 無限に続く青/第5章 達人とともに潜る/第6章 暗黒の果てまで/第7章 薄光層/第8章 ビジネス発進/第9章 海のエベレスト
第 II 部 失楽園  第10章 ただほど高いものはない/第11章 生物の危機/第12章 毒を注がれた海/第13章 漂流ゴミを超えて/第14章 荒れる海/第15章 おそろしい実験
第 III 部 大きな変化  第16章 海を癒す/第17章 もう一度楽園に
脚注/付録/訳者あとがき/参考文献/索引

 

ワールド・イズ・ブルー 乱獲、汚染、絶滅-母なる海に迫る危機
はしがき/はじめに―「青い」地球はなぜ大切なのか/日本の読者へ/概観
第一部 海は無限じゃない  幻想が生んだ惨状
第一章 クジラのいない海  食物連鎖を食い尽くす/消えてゆく海の哺乳類/クジラの神秘/捕鯨は正当化できるのか/愛すべきイルカたち/本当に「持続可能」なものとは?
第二章 減りつづける魚たち  自由が招く悲劇/魚はただの「商品」か?/プランクトンの役割/太陽エネルギーをたんぱく質に/マグロが危ない!/混獲の犠牲者たち/人食いザメなんていない/マグロの不思議から学べ
第三章 海のシステムを支える生き物たち  カキが大人になるまで/毎日百万個?/アワビとコンクガイの窮状/イカは過去からの使者/ロブスターを食べる代償
第四章 海はゴミ箱?  プラスチックは永久に残る/自然の適応力と人間のボランティア/回収できないプラスチックゴミ/流れこむ元を断て
第二部 危機の現実  海とともにある人類の運命
第五章 失われる生物多様性  生物多様性は重要なのか/ダメージはどれくらい?/海には何種類の生物がいるのか/遺伝子による生物分類/海の生物の実態調査/知られざる数百万種
第六章 海底に眠る資源  海底を削りとる/掘削で歴史をさかのぼる/文明を動かす化石燃料/石油流出に奪われた生命/石油が招く本当の問題とは?
第七章 変わる気候、変わる化学組成  人間が地球を変えている/温暖化する地球/氷が解ける、海面が上がる/メタンの脅威/さらば、北極の氷?/酸性化する海
第三部 海の未来のために  いま私たちがすべきこと
第八章 海を探る―知ることが第一歩  潜水技術の進歩/海中で暮らす/もっと深くへ/リスクを恐れるな/ロボットを送りこむ/海底の地図を作る
第九章 海を治める―海洋法と国際的な取り組み  公海の自由/海洋法とその後の展開/解決策を求めて/海の保護はモラルの問題か?
第十章 海の恵みを育てる―賢い水産養殖とは  養殖に適した動物の条件/微生物や海藻のもつ可能性/養殖の発達段階/選択肢はいろいろ/どの魚なら食べていい?/将来性のある養殖を
第十一章 海を守る―海洋保護区の拡大を目指して  アメリカが生んだ二つの名案/海の未来のための調査/どこまで保護すれば足りるのか?/科学で広げる海洋保護区/知ることから行動へ
謝辞/あとがきに代えて―世界を変えるための一つの願い

 

ビーチコーミング学
はじめに/舞台は湘南/湘南名物
第1章 打ち上げのメカニズム
砂浜の役割/海底のたまり場/軽いもの重いもの/海流と潮流/黒潮の恵み/潮目の漂着物/潮汐の影響/季節風/台風の恩恵/台風の向きと漂着/四季折々/近くから遠くから/異国から/森とのつながり/街から流れて/ストランディング/columun 漂着丸太
第2章 打ち上げ物百科
タカラガイの摩耗/分解する巻貝/自然リサイクル/残るもの/食卓へ/漁港から/土産の貝/メッセージボトル/石笛/化石/columun 子産石とへそ石
第3章 知的ビーチコーミング
分類学/地質学/生態学/生物相研究/生物地理学/海洋学/古生物学/古銭/考古学/民俗学/漁労文化/博物学/観天望気/columun 絶滅貝の打ち上げ
第4章 環境を観る
レッドデータ生物/黒潮の流れを推察/他産地貝/外来種/ウミガメの死/columun 八〇年前に拾った貝
第5章 アート&コレクション
オブジェのような/自然のアート/海藻おしば/宝貝ビーチコレクション/珍物博覧会/湘南ビーチコーマーズ/columun 本当の自然食
第6章 まとめ
結論として/ルール/活用法/海岸清掃/ゴミ自慢/コツと持ち物/打ち上げ物夜話
あとがき・謝辞

 

プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命
プロローグ
Chapter 1 まずは問題提起 ―なぜ私たちは「プラスチック・フリー」に向かったか?
この本について
Chapter 2 スタートガイド ―ものすごく簡単で、最大限の効果を生む6つのアクション
Chapter 3 われらがプラスチックの正体 ―プラスチックはどこから来たのか?一体何者なのか?
地球はプラスチックの浸食にあえいでいる!/内分泌攪乱物質の危険性/〈内分泌攪乱物質とは?〉/〈BPA─ここにも、そこにも、あそこにも!〉/〈フタル酸エステル 今こそ徹底ボイコット!〉/〈ほかにもプラスチックから浸み出す化学物質はあるのか?〉
Chapter 4 日用品に潜む危険性 ―身近に使われる15種類のプラスチックについて
ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/ポリプロピレン/ポリ塩化ビニル/ポリスチレン/ポリウレタン/ポリカーボネート/エポキシ樹脂/アクリル/ポリアミド/ポリテトラフルオロエチレン/メラミン樹脂/ゴム/プラスチック繊維/シリコーン/バイオプラスチック/バイオプラスチックの用語解説/プラスチックのリサイクル/プラスチックに代わる素材
表 プラスチック早見表
コラム 日本バイオプラスチック協会による認証/参考資料:代表的なバイオプラスチック
コラム プラスチックのリサイクル ─日本の場合
Chapter5 実践編 ─プラスチックを追い出す ―より健康的な家づくりにむけて
家の中のプラスチックを知る/「プラスチック度」チェック/家に入ってくるものを注意深く選ぶ/外出するとき
キッチン/食材の買い出し/水・コーヒー・紅茶/キッチン用品/食材の保管/外出するとき
コラム 食材別の入れ物いろいろ
コラム 備長炭を活用する!
表 食材別のおすすめ容器
コラム クッキングシート
コラム ストローの世界にダイブ!
バスルーム
コラム マイクロビーズの衝撃
リビング
寝室
コラム 合成繊維に潜む危険性

その他の日用品
そうじ・洗濯用品/文房具/子ども用品/ペット用品/スポーツ用/旅行用品
表 手作りクリーナーの配合表
Chapter 6 プラスチック・フリー生活を広める
エピローグ
日本語版解説「プラスチック・フリーで持続可能社会を」高田秀重(東京農工大学教授)

 

沖縄のゴミをなくす本
はじめに
島袋光年・描きおろしマンガ「Go~Meの想い」
Interview 1 /FM沖縄 山川悦史ディレクター 「ごみ拾いは僕にとって『ロマン』なんです」
コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーンとは…
ゴミを拾って考えた、中学生たちの声 浦添市立神森中学校のみなさん、浦添市立仲西中学校のみなさん
FM沖縄によせられた「沖縄のゴミをなくす」メッセージ
Interview 2 /NPO法人 沖縄 海と渚 保全会理事長・田中幸雄さん 「掃除したきれいな海岸を長持ちさせるのは『地元』の力なんです」
Interview 3 /NPO法人 沖縄O.C.E.A.N.(沖縄インターナショナルクリーンビーチクラブ)エドさん&ケニーさん&多和田さん 「子供が浜でゴミと遊ぶような沖縄は見たくない。だから、なんとかしたい」
「いっしょに、沖縄のゴミをなくそう」 沖縄を愛するアーティスト23人からのメッセージ
津波信一(信ちゃん)、川満聡(川満しぇんしぇ~)、メッセージ&インタヴュー アルベルト城間、阿部敏郎、池田卓、KOBA、Kiroro 金城綾乃、Kiroro 玉城千春、古謝美佐子、ジョニー宜野湾、島袋光年、下地勇、しゃかり カンナリ、しゃかり 千秋、D-51 YU、D-51 YASU、照屋林賢、名嘉睦念、仲田かおり(彩風)、永井龍雲、藤木勇人、ボブジー(沖縄チムドン楽団)、宮本亜門
COLUMUN 沖縄のゴミをなくすため、家庭のゴミ減量も大切です
ゴミ拾い、実践ガイド
ごみ拾いイエローページ
あとがき

 

地球をめぐる不都合な物質 拡散する化学物質がもたらすもの
まえがき/プロローグ 地球をめぐる不都合な物質とは
第1部 人類が作り出した化学物質が地球を覆う  第1章 世界に広がるPOPs汚染 /第2章 マイクロプラスチック「不都合な運び屋」/第3章 水俣病だけではない「世界をめぐる水銀」/第4章 古くて新しい不都合な物質「重金属」 四大公害病から越境汚染まで/第5章 知られざるPM2.5 何が原因?どこからやってくる?
第2部 不都合な化学物質は、私たちにどのような影響をもたらすのか?  第6章 メチル水銀が子どもの発達に与える影響を探る/第7章 化学物質が免疫機構に異常を引き起こす  免疫かく乱とアレルギー疾患/第8章 毒に強い動物と弱い動物 解毒酵素を介した化学物質との攻防
エピローグ 化学物質をめぐる対立

 

プラスチック汚染とは何か
はじめに第1章 プラスチックとはどんな物質なのか―増える消費と廃棄  1-1 プラスチックの歴史と性質/1-2 種類と用途/1-3 増え続ける生産と消費/1-4 マイクロプラスチック/1-5 リサイクル・廃棄の現状 レジ袋 ペットボトル プラスチックストロー
第2章 海洋プラスチック汚染―その現状と影響  2-1 海洋プラスチックごみの量と広がり 海面を漂うプラスチッック 海底へと沈むプラスチック 海岸のプラスチックごみ マイクロプラスチック/2-2 発生源/2-3 海洋プラスチック汚染の生態系への影響 ゴースト・フィッシング 海洋生物の体内への摂取 沿岸および海底の生息地の物理的撹乱 外来種の移送/2-4 人間の健康への影響 体内に摂取することでの影響 プラスチックの可塑剤や化学添加物の影響 海洋のプラスチックごみが身体にからまる危険性/2-5 経済への影響 漁業 海運業界 観光業界 公共部門
第3章 プラスチック汚染を減らすために―世界の取り組みの動向  3-1 海洋プラ汚染への国際的な取り組み/3-2 EUの取り組み/3-3 各国政府の取り組み 使い捨てプラスチックの規制 リサイクルと再生プラ使用の促進/3-4 海洋からプラごみを除去する取り組み
第4章 プラスチックごみ問題を考える視点と枠組み  4-1 基本的枠組み ①供給源の問題か、吸収源の問題か ②さまざまな環境・社会問題の中で、何にどのようにつながっているか ③ニーズ達成プロセスのどこに働きかける取り組みか ④取り組みの主体は政府か、事業者か、生活者か/4-2 実際の取り組み例 a リディユース(減量化) b リユース(再利用) c リサイクル(再資源化) d-1 リプレース(代替原料) d-2 リプレース(代替素材) d-3 リプレース(使い捨てでない代替物) e リフューズ(そのニーズを満たすことをやめる)/4-3 マイクロプラスチックへの取り組み
第5章 日本の課題  5-1 中国の廃プラスチック輸入禁止の衝撃/5-2 政府は何に取り組むべきか サーキュラー・エコノミー-産業政策の推進 容リ法の問題点 政府と自治体の取り組むべきこと/5-3 企業・産業界はどう取り組むべきか 個々の企業の取り組み方 業界を超えた連携による取り組み 中小企業の取り組み/5-4 NGO・市民の取り組み
おわりに

 

海洋プラスチック 永遠のごみの行方
はじめに ~このまま汚れた海でいいのだろうか
第一章 世界の海はプラスチックごみだらけ
第二章 プラスチックは地球の異物
第三章 マイクロプラスチックを生き物が食べる
第四章 わたしたち一人ひとりの力は小さいのか?

 

脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流

 

容器包装をみなおそう! 海洋プラスチックごみ削減に向けて
part 1 はじめに
part 2 増えるペットボトルのごみ
part 3 マイクロプラスチックの何が問題なのか
part 4 レジ袋の無料配布をやめよう
part 5 プラスチック製容器包装の課題
part 6 リユースびんで、ごみやCO2を減らそう
part 7 容リ法を、持続可能な制度に改善しよう
part 8 「デポジット制度」が散乱防止に効果を発揮
part 9 使い捨てプラスチック容器からの転換を
part 10 欧州で急速に進むサーキュラーエコノミー(循環型経済)
part 11 世界の共通目標 SDGs(エス・ディー・ジーズ)

 

海を脅かすプラスチック 漂うレジ袋は氷山の一角

地球か、それともプラスチックか? ナショジオはプラスチック問題に取り組むことを宣言します。鳥シリーズ「タンチョウ」ほか魅力的な特集を満載。
特集1:海に流れ出るプラスチック 廃棄された大量のプラスチックが海へと流出している。問題を解決しようと各地で取り組みが始まった。
特集2:プラスチック4つの視点 プラスチックにまつわる課題を「生き物」「健康」「アート」「削減」と4つの視点からレポートする。

 

プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する
はじめに
第1章 プラスチックスープ  太平洋ごみベルト/アルガリータ海洋調査財団の設立/なぜ、海にごみが浮いているのか
第2章 私は何も知らなかった  世界でもっとも調査されている海域/海洋ごみの調査プラン/民間ビーチコマーグループ/巨大な渦流/ミクロのかけら
第3章 合成化学の歩んできた道  初期のプラスチック/ベークライトの誕生/多様なプラスチックの開発/普及への転換点/世界でもっとも使用される素材
第4章 地球のごみ捨て場  産業革命の影響/下水の問題/マルポール条約/船からのごみ/法律の限界
第5章 渦流への調査航海  初めての調査航海へ/サンプルの中身/プランクトン「サルパ」/プラスチックの永続性/「それはもうやった」
第6章 使い捨て生活の発命  戦争から生まれたもの/マーケティングの成功/プラスチック=使い捨て?/ポイ捨て禁止
第7章 食物連鎖の底辺で  プラスチックとプランクトンの比較/シンポジウムで得たこと/プランクトンの六倍!/実害を証明する
第8章 パッケージ黄金時代  パッケージの隆盛/食品業界では/レジ袋の害/ペットボトルの広がり/企業がめざす「持続可能性」とは/テトラパックは環境にやさしいか/エコロジーのためのイノベーション
第9章 つむじ曲がりの科学  第四回国際海洋ごみ会議で/「活動家」と「研究者」/「問題解決」のワークショップ/レジ袋の海/変わりはじめた風向き
第10章 ドキュメンタリー映画の撮影  「人造の海」/プラスチック摂食についての研究/プラスチックの毒性/ペレットの汚染度を測定する/映画の完成
第11章 漁網の行く末  モンクアザラシ回復計画/漁具のからまり事故/プラスチックと漁業の関係/遺棄漁具の危険性/漁網の主の追跡
第12章 海洋生物たちの好物  コアホウドリの危機/プラスチックイーター/風船の被害/クジラの痛ましい死/陸の動物への影響/ドウモイ酸の神経毒/ハダカイワシの調査
第13章 忍びよる毒物  毒物の蓄積/過フッ素化合物の影響/食物連鎖による濃縮の仕組み/どのようにして毒物は体内に入るのか/こわい臭化難燃剤/アメリカとヨーロッパのちがい/フタル酸エステルとビスフェノールA
第14章 海洋ごみの科学捜査  プラスチックの崩壊速度/ハワイでのクリーンアップ/浜辺に集まる謎のごみ/ウィンドロー-会場のビュッフェ/海洋ごみトップ10/ペレットのソースを突きとめる/マイクロプラスチックへの関心
第15章 プラスチックの足跡(フットプリント)を消す  リサイクルの課題/ドイツの積極的な取り組み/プラスチック再利用のむずかしさ/海洋分解性プラスチックの開発/循環型社会へ/消費者が鍵をにぎる
第16章 3Rより大事な“R”  プラスチック対プランクトン比の問題/拒絶することの意味/世界を汚染から救う製品とは
おわりに  目に見えないプラスチックの毒/ビスフェノールAと現代病の関係/新しい毒性検査プログラム
謝辞・解説-プラスチック安全神話からの脱却を(高田秀重)

 

海はゴミ箱じゃない! 岩波ジュニア新書 601
はじめに
第1章 沖縄・西表島の海岸にごみが流れ着く  川岸に巨大な発砲スチロールの塊が/美しい自然環境を誇る西表島/支え合って生きている島の生物/海岸に漂着するフロートやプラスチック容器/流れ着くごみの種類/近隣諸国からの漂着ごみ/キャップに入ったヤドカリ/ウミガメがごみを避けながら産卵する/漂着ごみを回収・処理するための法律/すべて回収すれば一億円以上?/運搬・処理費用も巨額
第2章 ヒグマが漂着ごみの上を歩く 北海道・知床  世界遺産・知床/カラフトマスが埋めつくす河口/プラスチックの容器やケース、外国からの漂着ごみも/ヒグマが漂着ごみを踏んで歩く/海底にもパッとボトルや空き缶が/特区別保護地区の知床岬/地方自治体や住民グループの活動/事態に追いつかない行政制度
第3章 特殊車両を使ってごみを回収する 神奈川・湘南海岸  神奈川・湘南海岸/特殊車両を使って漂着ごみを回収/四〇分の作業でバケット三杯分のごみが/浜辺の人には要注意/砂を落とし、ごみを分別する/湘南海岸のごみの内訳/かなりの割合を占める人工のごみ/特殊車両を使うということ/ごみが次々に流れ着く
第4章 漂流・漂着ごみってどんなもの  「国際海岸クリーンアップ(ICC)のデータ/ごみの二割以上を占める発泡スチロールの破片/硬質プラスチック破片やタバコも約一割/カキ養殖用パイプとレジンペレット/プラスチックのごみ/危険なごみ/その他の漂着ごみ/ごみが陸上から海に流れ込む/ごみを動かす「四つの流れ」/海底にごみが沈んでゆく/日本全国の海岸に数万トン単位でごみが漂着/細かく砕けていくプラスチックごみ/ごみが海外からも流れ着く/外国由来のポリタンク/日本も加害国のひとつ
第5章 ごみの原因をさがして荒川をさかのぼる  荒川の広大な河川敷/ヨシ原の中にごみがたまり続ける/流域でもっとも多いごみは発砲スチロール/ごみが発生する場所/河川敷に流れ着いていた冷蔵庫/荒川にそそぐ用水路/軽自動車まで不法投棄されていた/枯れ枝などにごみが絡み合う/不法投棄されたごみの山/荒川の起点
第6章 海洋を漂うごみが生き物を傷つける  危険な漂流ゴミ/絡みつく漁網や飲料缶ホルダー/プラスチック破片を飲み込むウミガメや海鳥/ミズウオでの調査/世界各地の海を漂うごみ/プランクトンによる取り込みの持つ意味/生殖作用などに影響する環境ホルモン/メダカでの実験/ペレットに環境ホルモンが付着する/環境ホルモンが食物連鎖の輪の中に?
第7章 漂流ごみが瀬戸内海の海底にたまっていく  海底ごみ調査/魚介類に混じって空き缶やペットボトルが/ポリ袋などが全体の半分以上を/生活ゴミが大半を占める海底ゴミ/ゴルフボールでの調査結果/瀬戸内海海ごみ対策検討会/地元の関係者が立ち上がった/「検討会」の三つの専門部会/これまでとは異なった問題解決へのアプローチ/地方と全国の「プラットフォーム」
第8章 それじゃあ一体どうすればいいの ~佐渡市立内海府中学校のみんなと考えた~  生徒一五人の小さな中学校/観光名所にも多くのごみが漂着/生徒会トリオとの話し合い/海のごみを減らすための七つの方法
参考文献

 

環境と人間 海辺のペレットをさがして
一、海からの贈り物  小さな船/船に乗ってきたペレット
二、小島さんのクリーンアップ活動  小島さんのこと/海辺の清掃(クリーンアップ)/ごみの調査/世界的な組織のCMC
三、いろいろな海辺  テトラポッドの海辺/いろいろな砂浜/地球の温暖化と砂浜/楽しい海岸漂着物(海辺に流れ着いたもの)/ペレットをさがしにいってみたい
四、はじめての漂着ペレット調査  見つからない場所/はじめて見つけたペレット/砂にもぐったペレット/一メートル四方のペレットを網ですくう/埋まってしまった砂防柵/海流のこと/漂着ペレットの分類/ペレットから想像する製品
五、いろいろなプラスチック  海水や水に浮くペレット、沈むペレット/プラスチックの生産量による分類/プラスチックの性質による分類/ポリエチレンとポリプロピレンの見分け方
六、ペレットはどうやってつくるの  工場見学/悲哀器物とリサイクル(使った後はどうなるの)/変わった使い方のペレット/中国で手に入れた日本の再生ペレット
七、ペレットはなぜ海辺に流れ着くの  インターネットで調べてみる/ペレットはどこから流出するか/ペレットによる海辺と海洋汚染の実際
八、ペレットの流出を防ぐ  プラスチックレジンペレット漏出(もれだすこと)防止マニュアル/行政の取り組み/海を汚染するプラスチック/付着生物のすみか/鳥がえさとまちがえる
九、インターネットのおばさんを訪ねる  メールの書き方/大竹さんからの返事
十、みんなで海辺にいってみよう
資料一覧/さくいん

 

プラスチックの海 ―おびやかされる海の生きものたち―
人間の皆様へ  海に棲む者より
プロローグ
第1章 広がる海のプラスチック汚染  漂流・漂着物の移り変わり-漂着物とプラスチック廃棄物/ プラスチック粒子を取り込む海鳥たち/海洋廃棄物とウミガメ/海の哺乳類とプラスチック/ミズウオの鳴らす警鐘/微少プラスチックの広がり-小笠原諸島父 島海岸より
第2章 プラスチックの問題に取り組む人々  アメリカの海洋自然保護センター-CMC/砂浜に打ち上げられるプラスチック漂流物/オセアニアの海洋漂流物と「アダプト・ア・ビーチ」キャンペー ン/海と星からの提言/釣り糸で命を落とす野鳥たち/見えない危険-海底ゴミ/田舎浜・ウミガメのくる浜を守る/干潟を埋める私たちのゴミ
第3章 プラスチックを考える  氾濫するプラスチック/プラスチックとは/なぜこんなにプラスチックが増えたのか/プラスチックがゴミとなったとき/廃棄物の現状/巨大な化学の実験場-清掃工場の現場から/いま、谷あいの埋立処分場で起きていること-日の出町より/いま、海面埋立処分場で起きていること-東京湾より
第4章 プラスチックをめぐる動き  海を守る/カキ養殖用パイプを追って/海の底はゴミ捨て場?/航路を守る/出口の見えないプラスチック対策/海外廃棄物事情/環境教育の現状
第5章 海の法律  1 海を守る国際法/2 海を守る国内法/3 今後の法規制の方向は
エピローグ プラスチックの海
海に棲む皆様へ  人間より
引用・主要参考文献
あとがき
英文目次

 

海ゴミ ―拡大する地球環境汚染 中公新書 1906
はじめに  ICCという市民活動/日常から出たごみが浜辺を埋めつくす/負担がのしかかる住民、自治体、ボランティア/一七年たっても変わらない現状/緒についたばかりの改善への動き
第一章 日本中の海岸に「ごみ」が漂着する
I 大量の漂着ごみに悩む世界遺産-北海道・知床  さまざまな動植物が共存する知床/アザラシの寝そべる浜辺に散乱するプラスチックごみや漁網/ごみの上を熊が歩く/北海道の内外からごみが漂着する/住民や地元自治体が清掃活動を開始/処理負担に悩むNGOや地方自治体
II 漂着ごみの回収に悲鳴を上げる高齢者の島-長崎県・対馬  海岸一面に無数の発泡スチロールが散乱/整備が進まない漂着ごみの回収制度/かさばるごみにかかる多額の運搬費用/圧縮機の導入も足踏み状態
III ウミガメが産卵する浜辺に大量のごみが流れ着く-兵庫県・成ヶ島  希少種のウミガメが産卵に来る小島/ごみに囲まれてウミガメが死ぬ/どんなに回収しても一週間で元通りに/近隣地域が主要なごみの発生源
IV 海岸漂着ごみのもとをたどる-東京都・荒川流域  ごみの多さに河原のヨシが枯れる/川に流れこんだごみが岸に漂着
V 日本中の海岸を覆う漂着ごみ  南西諸島にも多数の発泡スチロール片やペットボトルが/湘南海岸にも河川経由で大量のごみが漂着/農業王国・山形でも河口付近の海岸がごみで覆われる/豊かな海洋生態系を誇る高知の浜辺にも
第二章 漂着ごみとはなにか
I 海岸漂着ごみの発生源と特徴 漂着ごみのほとんどは陸上が発生源/四つの流れの影響を受ける海洋流出ごみ/重いごみは海底に沈み、一部が海岸に漂着/海底には、日常生活ごみが大量に堆積/海流や風の影響で、海岸にごみが漂着する/海岸に漂着するごみと海に戻るごみはどちらがおおい?/ごみの種類がきわめて多様で、質が悪い/日常生活の奥深くまで浸透したプラスチック
II 漂着ごみの種類  ICCデータカードによる世界共通の調査/漂着数がもっとも多い硬質プラスチックの破片/上位四品目で五割以上を占める/地球規模で問題化しているレジンペレット/河川流域の工場などから流出している可能性も/関東近海では広範囲に存在/鹿児島やハワイ周辺にも多数のペレットが/流出対策が遅れる日本/ふたやガラス、包装・容器とペレットの回収数/ガラスの破片、注射器、釣り針など危ないごみも多い/地域による漂着ごみの特徴
III そのほかの漂着ごみ  まだたくさんある漂着ごみの種類/●プラスチック製のごみ/●金属製のごみ/●木製のごみ/●紙製のごみ/●ガラス・陶器・土石など/●布製のごみ/●複合素材のごみ
第三章 大量のごみが国を越えて移動する
I 各地の現状  海を越えてごみが流れ着く対馬/自然の宝庫・南西諸島や知床にも海外からのごみが/危険性の高いごみも次々に漂着する
II 海外からの漂着ごみ  フロートに使われていた発泡スチロールが中国や韓国から漂着/海外由来のごみの被害を受ける離島/「ライタープロジェクト」でも確認される海外由来のごみの多さ/鹿児島の吹上浜では、漂着ごみの二割が中国・台湾から/日本も海外へのごみの大量流出国
第四章 「漂流ごみ」が海洋生態系を危機に陥れる?
I 海洋生物の「からまり」被害  アザラシやオットセイの首にからまり、命を奪う漁網/海鳥やウミガメにも被害がおよぶ
II 誤飲されるプラスチックの漂流ごみ  プラスチックごみが海洋生態系を脅かす/世界中の海がプラスチック片に汚染されてえいる/プラスチック片を食料にする魚や鳥/四〇年以上前にも海鳥の体内からプラスチックを検出
III 人間や海洋生態系への影響  海苔やキビナゴにまで混入する微細プラスチック片/プランクトンがプラスチックを摂取している/環境ホルモンが吸着したプラスチック片/環境ホルモンが野生生物の繁殖力を減退させる?/いまだつかめない漂流ごみ問題の全体像
第五章 漂流・漂着ごみに対処する法律・制度
I 漂流・漂着ごみに関する国際条約  ボランティアで回収した人々が処理費を請求される?/発生抑制に関連する三つの条約/漂着ごみを減らせない条約の問題点
II 整備が遅れる国内法  海洋汚染防止法はごみの海上投棄の禁止も謳うが……/海岸漂着ごみの回収にかかわる法律/国立公園や国定公園などの管理を規定する自然公園法/効果が期待される港湾法と漁港漁場整備法/河川の整備を規定した河川法/廃棄物処理法という法律/事業系一般廃棄物としてあつかわれる漂着ごみ/既存の処理制度にあてはめられない海岸漂着ごみ
III 求められる新たな制度  関連省庁間でまたがる漂着ごみ問題への対処/漂流・漂着ごみ対策関連の予算/GO、研究機関、政府のあいだにネットワークが形成された韓国/「漂流ごみ買い取り制度」を取り入れる/日本のごみ買い取り制度と立ち遅れる現状
第六章 進みはじめた漂流・漂着ごみ対策
I 対策制度の設計  市民、研究者や行政など関係する主体の連携/拡大する市民の役割/当面、回収制度を担うのはボランティア/発生抑制のための制度
II 多様な関係者の協議機関-「関係者懇談会」から「プラットフォーム」へ  市民・行政・研究者の対話/常設の「プラットフォーム」が稼働/全国と地域、ふたつのプラットフォームが相乗的に活動/瀬戸内でも関係者間の協議が始動
III 韓国の市民グループとの「ICC共同ごみ調査」  活発化しつつある日韓の人材交流/中国、ロシアも参加の意思表示
IV 世界規模でのモニタリング「インターナショナル・ペレット・ウォッチ」  世界中のペレットマップをつくる/先進国からのペレットのほうがPCB濃度が高い
V 問題解決の鍵をにぎる?「生分解性プラスチック」  今後の主流となるポリ乳酸とPBS/プラスチック生産量の一割にまでふえる可能性も/特性や価格の点では問題点も/制度の補完として新技術を活用する/一足飛びに解決する道はない
あとがき/参考文献

 

ひげ先生の書簡 漂着ゴミ -海岸線の今を追って
浜辺に思う
I 漂着ゴミ調査へのアクセス 
II 漂着ゴミの山に驚く -前調査開始  1 調査のポイント/2 漂着ごみの判別・評価/3 外国製ゴミが埋め尽くす列島
III 漂着ゴミの調査方針決まる  1 調査方法/2 主要な調査海岸域
IV 黒潮海流沿い南西諸島の実態  1 1,200kmに連なる南西諸島/2 沖縄県八重山諸島 (1)調査島海岸域の概況 (2)信じ難い漂着ゴミの実態/3 沖縄県宮古島 (1)調査島海岸域の概況 (2)珊瑚礁の島々を襲う大量のゴミ/4 沖縄本島と周辺の島々 (1)調査島海岸域の概況 (2)巨大ゴミベルトコンベヤと化す黒潮海流/5 鹿児島県屋久島/6 黒潮海流が運ぶ大量の外国製ゴミ (1)漂着ゴミの主流は中国・台湾製ゴミ (2)漂着ゴミの季節的・経年的推移
V 黒潮海流沿い太平洋側の実態  1 関東沿岸と伊豆諸島 (1)首都圏沿岸域も漂着ゴミの山 (2)増える漂着ゴミ/2 太平洋沖合に向かう大量のゴミ (1)外国海岸へ漂着懸念 (2)三宅島へ (3)二度の硫黄島上陸 (4)大量ゴミの行方
VI 日本海・オホーツク海沿岸の実態  1 参院沿岸域/2 新潟県沿岸域/3 津軽海峡沿岸域/4北海道沿岸域 (1)漂着ゴミの目立つ日本海側海岸 (2)漂着ゴミのタイプ
VII 対馬海流沿い離島の実態  1 長崎県壱岐・対馬への襲来ゴミ (1)巨大ゴミ箱と化した海岸線 (2)大量漂着する韓国製ゴミ (3)危険な薬品用ポリタンクの漂着/2 日本海上の離島づたいに追跡 (1)舳倉島・佐渡島・飛島へ… (2)奥尻島・利尻島・礼文島へ…/3 日本海を北上する大量の韓国製ゴミ
VIII 漂着ゴミの産出発生源・漂流漂着ルート  1 判別可能な漂着ゴミのツール/2 漂着ルートを暗示する不明ゴミ
IX 漁具類・タイヤの漂着
X 危険な医療廃棄物の漂着
XI レジンペットの漂着
XII 懸念される恐ろしい海岸汚染
XIII 防止・処理対策と課題 -何をすべきか・できるのか
書き終えて願う
参考文献
著者の漂着ゴミに関する公表資料(2001年8月時点) (I)著者の公表・発表した学術的報告・論文関連 (II)筆者の新聞・雑誌取材等及びTV放映関連
今までの調査海岸と調査データ一覧(1997年2月〜)

 

リサイクル 回るカラクリ止まる理由 シリーズ 地球と人間の環境を考える 6
まえがき
1章 なぜリサイクルをするのか?  リサイクルの歴史/最終処分地不足がリサイクルを後押し/リサイクルについての素朴な疑問/リサイクルの価値とは何か?/エントロピーと資源・エネルギー・リサイクル/経済性とリサイクル/どんな社会を目指すのか/大きなリサイクル社会から小さなリサイクル社会/法的な枠組みの整備/まとめ
2章 材料のリサイクル  紙とそのリサイクル/鉄とそのリサイクル/アルミニウムのリサイクル/ガラスとそのリサイクル/プラスチックのリサイクル/銅のリサイクル/その他の金属―鉛/コンクリート/食品廃棄物のリサイクル
3章 製品のリサイクル  自動車/家電製品/OA機器/携帯電話/パソコン/小物の家電製品/業務用の机・椅子など/タイヤ/乾電池・鉛蓄電池・小型二次電池
4章 「循環」を見直す  循環という思想と地球の持続性/循環定常系という考えかた/リサイクルによる物質の流れ/循環とコストとの関係/ライフサイクルアセスメントによるリサイクル評価/エントロピー増大を防ぐ循環法
5章 他山の石―海外の現状と比べる  外国と日本のリサイクル比較/諸国の課徴金・税制など
6章 未来社会とリサイクル  環境問題とリスク/将来世代の受けるリスク/リサイクルで増えるリスク/トータルリスクミニマムの思想/循環型社会と日本経済の復活
あとがき/索引

 

枝廣淳子の 回収ルートをたどる旅
まえがき
第1話 1年間に100億本も生産しているけどリサイクルが追いつかない現実……。 ペットボトル
第2話 1年間に4000万~5000万台も販売されるケータイの運命は……。 携帯電話
第3話 全国で年間175億枚消費されているトレーの行き先は……。 発泡スチロール製食品トレー
第4話 家庭で使う電池の数は約100個。その行く末は……。 電池
第5話 日本の繊維リサイクルが危ない! 衣料
第6話 バイオマスや堆肥などのリサイクルはされているけど……。 生ごみ
第7話 一般的家屋でも40トンのごみの山。建設資材のリサイクルは、解体工法に左右される。 家の資材
第8話 冷蔵庫の買い替え寿命は平均11年。年間421万台も廃棄されている。 冷蔵庫
第9話 繰り返し使える環境優等生のビールびん、一升びんが消えていく。 びん
第10話 使用済みてんぷら油で車が走る。捨てちゃうなんてもったいない。 廃食油
第11話 1人が1日に使う水の量は世界第2位。いったいどうやって処理されているのだろう。 水
第12話 布団は打ち直しすれば一生使えるリサイクルの優等生です。 布団
第13話 駅周辺から撤去されたたくさんの放置自転車。その行方は……? 放置自転車
第14話 壊れていなくても、パソコンは平均して5年で捨てられている。 パソコン
第15話 日本は97%輸入に頼る割り箸を、年間250膳も使っている。 割り箸
第16話 年間約1130万トンの紙がリサイクルされずに捨てられている。 雑紙
おわりに 4年間、16点の「回収ルートを辿る旅」を終えて